女性がほぼ毎日使う化粧品。いろいろなメーカーから様々な種類の化粧品が販売されています。最近は男性用化粧品の販売も増加しているようで、人間の美への追及は果てしないです。
化粧品と一言で言っても、スキンケア商品(基礎化粧品)、メディカルコスメ(シワ、シミ対策、たるみ対策化粧品)、ヘアケア&スカルプケア商品など、とっても種類が多いです。ここではメイクアップ商品(ファンデーション、リップ、チーク、マスカラなど)にフォーカスを当てて話を進めてまいります。
化粧品メーカーが新作を開発・発売する際、色のバリエーションを豊富に用意します。流行を先取りした色や、消費者のニーズを反映させた色味を選定し、多くの色をラインナップとして提案します。その中でも、時に“捨て色”をあえて作り出し、色のバリエーションを増やすという戦略もあります。このような戦略において、色の検査は非常に重要な役割を果たします。
化粧品の色を正確に再現するためには、人工太陽照明灯が必要不可欠です。色評価において、色の品質管理は計測器も使用されますが、商品として販売される形態と、人の肌に塗った後の色は印象が違うので、人による官能検査(※1)も行われます。
(※1)人間の感覚(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚など)を用いて製品の品質を判定する検査
この官能検査には、肌に塗った時の色が実際にどう見えるかという視覚的な評価が非常に重要です。このため、人工太陽照明灯SOLAXは、化粧品メーカーで多く使用されている照明機器となっています。
パッケージの色と化粧品の色を一致させることも消費者にとって重要なポイントです。店頭販売の化粧品はお客様に直接化粧品の色を見て頂けますが、直接見れない化粧品はパッケージの色が重要な購入決定要因となります。
したがって、化粧品メーカーと印刷メーカーは協力して、パッケージと製品の色が一致するように色を調整します。この時も計測器による管理だけでなく目視による官能評価が行われるため、人工太陽照明灯が活躍しています。
化粧品の販売を左右するファクターは色だけでなく様々ありますが、色はその重要な要素の一つと言えます。
化粧品開発製造における色彩管理は、
①開発段階:化粧品そのものの色、肌に塗った時の色の検査
②商品化・生産の段階:パッケージの色の検査
がそれぞれ必要で、それぞれの段階で計測器による数値化と目視による官能検査が行われます。
官能検査において照明は極めて重要で、人工太陽照明灯が多くの化粧品メーカーで採用されています。
化粧品業界で使用される人工太陽照明灯SOLAXは、色の再現性が非常に高く、業界で広く認知されています。特に、SOLAX-100WシリーズやSOLAX-iOシリーズは、色彩評価に最適なLED照明として、多くの化粧品メーカーに採用されています。これらの照明は、色の微妙な違いを高精度で再現するため、化粧品開発における色評価に欠かせない存在となっています。
デモ機の提供も行っており、実際の製品に照明を当てて色の違いを確認できます。化粧品の色評価に興味がある方は、ぜひ弊社までお問い合わせください。