赤外線センサが反応しない?誤動作を招くセンサの”意外”な欠点とは?

赤外線センサが反応しない理由

私たちの身の回りには、多くの赤外線センサが働いています。自動ドア、人が近づくとランプが点灯する人感センサ、手をかざすと水が出る自動水栓、テレビやエアコンのリモコン、最近ではお掃除ロボットやIHクッキングヒータなどの先進電化製品にも赤外線センサが使われています。

人工太陽照明灯SOLAXが赤外線センサの性能評価に採用される理由

特に赤外線センサを備えた最新家電製品は、窓から差し込む自然太陽光による誤動作/誤不動作のリスクがあります。センサの受光部分に太陽の光が当たると、太陽の光の方が圧倒的に強いので、他の赤外線の信号が受光できない、という現象が起こってしまいます。

人工太陽照明灯なら赤外線センサの誤動作を検証でき、欠点をカバーするのに役立ちます

もちろんメーカーは対策をするのですが、自然光にさらされる状態を再現するのは、晴れた日中しかできません。しかも太陽は東から登って西に沈み、ずっと動き続けています。また雲がかかるとそれだけで条件が変わってしまいます。一定の条件で照射し続けないと、改善の前後の比較ができなくなります。

赤外線センサにとって太陽光は、いわばノイズ。強いノイズにさらされた状態で正確に動作することは、当然ながら販売に影響します。本来止まるべき障害物にぶつかって壊してしまった、という評判がSNS等で拡散されたら、その商品の評判は激しく低下します。実際に使われるお客様にとって正常に動作することは当たり前であって、正しく動作しない製品は使いたくないものです。

そんな赤外線センサを搭載した機器のセンサの動作確認などに、人工太陽照明灯SOLAXは活躍しています。

特に直射太陽光と同じ明るさ、強さで照射できるスーパースポット形(XC-500EFSS)が、多くのセンサメーカー様で使用されています。またセンサ単体での評価の場合は、小型の100Wシリーズスーパースポット型XC-100ESS/EFSSも採用されています。

SOLAX スーパースポット形(集光タイプ)

さらに、「太陽光に近い分光特性」がランプ寿命末期まで変化しないので、いつでも同じ光の条件で試験ができます

人工太陽照明灯の優れた点は、分光特性が太陽光に近いのはもちろん、その特性が寿命末期まで変化しないことです。従って昨年のラインナップと今年のラインナップの比較の際にも同じ光の条件で評価できるメリットがあります。

スマートフォン画質設計/評価用人工太陽照明灯
※人工太陽照明灯 SOLAX500Wシリーズ

スーパースポット形は、写真の標準形と外見は同じです。内部の反射鏡を全反射の楕円鏡に交換し調整することで、直射太陽光と同等の明るさ(100000Lx)または同じ照射強度(1kW/㎡)で照射することができます。

最近は各種赤外線センサ評価用としての引き合いがかなり増えてきました。電機メーカー様だけでなく、住宅用建築建材メーカー様や機械メーカー様など、赤外線センサが組み込まれた自社製品の評価用として幅広いユーザー様が人工太陽照明灯をお使いになられています。多くのお客様より「自然太陽光の模擬の精度が高い」と高い評価を頂いております。

安定した環境での赤外線センサの評価をお考えでしたら、経験豊富なセリックへぜひご相談ください。

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