人工太陽照明灯採用実績:人工衛星搭載太陽電池の評価

近年、宇宙に関する開発が盛んです。
ロケット、人工衛星、月面探査ロボットなどの研究・開発には莫大な費用がかかりますが、日本は小型・軽量化という強みを活かし、効率的で低コストな運用を目指した開発を進めています。

人工太陽照明灯採用実績 人工衛星搭載太陽電池の評価イメージ

宇宙空間の太陽光と地球上の太陽光

宇宙空間における太陽光は、地球上の太陽光とは性質が異なります。
地球の表面に届く太陽光は、大気の層を通過する際に減衰します。特に紫外線の減衰は大きくなります。また、太陽光線が地表に届くまでに通過する大気の層の厚さ(路程)は昼と朝夕で異なるため、大気による減衰が少ない昼の太陽の方が太陽光のエネルギーは高くなります。これらの要因により、地上の太陽光は時刻や季節によって大きく変動します。

地球上で観測される太陽光は、地表に対して約45°で入射する太陽を基準太陽光とする規格があり、これを『AM1.5(エアマス1.5)』の太陽光と呼びます。

人工太陽照明灯採用実績 人工衛星搭載太陽電池の評価 地球上の太陽光の変化の理由
地球上の太陽光の変化の理由

宇宙空間には地球のような大気、水蒸気(雲)、塵や埃など太陽光を減衰・散乱させる要素が存在しません。

また、地球周辺では太陽からの距離もほとんど同じであることから、宇宙空間における太陽光は一つの基準として定義することができます。

この基準は「ISO 15387:2005(Space systems―Single-junction solar cells―Measurements and calibration procedures、宇宙システム―単接合型太陽電池―測定及び校正手順)」により規定されており、ここで定義されている基準太陽光は『AM0(エアマスゼロ)』と呼ばれています。

Air Mass(エアマス)とは本来、地表に到達する直達太陽光の地表への入射角から計算される数値で、大気の質量を意味します。しかし、宇宙空間には大気がなく、この概念で太陽光を表すことができないため“0(ゼロ)”と表現します。

宇宙空間で使用される太陽電池は、AM0の光を照射して評価します。ISO 15387:2005では、照射強度を1367W/㎡として照射試験すると規定されています。

宇宙空間には地球上よりも短波長側(300nm未満の波長帯)の紫外線が存在しますが、太陽電池はこの波長域に感度を持たないため、ISOの規定では定めがありません。

従って当社では、「AM0の分光特性を持つ疑似太陽光で1367W/㎡」の光を照射することができる光源装置をご提供しています。

採用されている人工太陽照明灯の主な機種

セリックでは、ISO15387で規定されている照射強度1367W/㎡を低い場所ムラで照射できる光源装置を用意しています。

宇宙に関する研究・開発を支えるセリックの光源装置

宇宙太陽照明灯 SOLAX XC-500HFSS
製品ページ:https://seric.co.jp/product/xc500hfss/

照射距離50㎝で直径10㎝の範囲を1367W/㎡±5%で照射できるモデルです。

・デモ機をご用意しており、事前にお貸出しして性能確認して頂くこともできます。
・通常このような光源装置は長納期が一般的ですが、受注後10日程度と短納期で納品が可能です。
・レンタルサービスもございますので、ご用命の際は弊社営業部までお問い合わせください。

宇宙太陽光照射装置 SML-2K1UV0
製品ページ:https://seric.co.jp/product/sml-am0/

前述の宇宙太陽照明灯XC-500HFSSよりも広範囲に光を当てて試験したいお客様に適したモデルです。

□30㎝の範囲を1367W/㎡±15%で照射できます。
・場所ムラは宇宙太陽照明灯ほど良くありませんが、キセノンランプより長寿命(2000時間)のため、連続試験に最適です。
・もっと場所ムラをよくしたい、さらに大きな照射範囲が欲しいなど、カスタマイズも可能です。
・デモ機をご用意しています。(サイズが大きいためお貸出はできません)弊社にお越し頂ければ実機を確認して頂けます。

デモ機、その他お問合せは下記「問い合わせ」ボタンよりお問合せ下さい。

宇宙に関する研究・開発を支えるセリックの光源装置

人工衛星に搭載する太陽電池評価用途として、当社の光源装置は複数の企業様、研究機関様に採用いただいております。このような実績から、安心して導入して頂ける光源装置という認識を持っています。

宇宙産業に携わるのにはロマンがあります。宇宙に対するあこがれを持つ方も多いのではないでしょうか。そんな夢溢れるお仕事のお役に立てることは、当社にとっても大きな喜びです。

人工衛星搭載用太陽電池の評価に課題をお持ちの方、ぜひセリックにご一報ください。多彩な経験を持つ営業マンが親身に対応いたします。

※掲載している画像は、AI生成(Microsoft Copilot)により作成し、当社で一部編集を行っています。