教えて!「太陽先生!!」

太陽先生の「ぶらSUN歩」関西万博編

太陽先生ことセリック株式会社の佐藤です。

1970年の大阪万博はおろか、1985年のつくば科学万博、2005年の愛知県開催の愛・地球博も行かなかった私。今回の大阪関西万博は是非とも行きたいと思っていました。

そこで5月19日、行ってきました~~~大阪・関西万博!!!今回は関西万博のレポートをお送りします。

ゴールデンウイーク明けの月曜日に入場予約したので空いていると思っていたのですが、結構人が多かったです。人気のパビリオンは予約なしでは入れず、申し込んだ抽選にも外れ、予約なしで見学できるパビリオンのみ見て回ってきました。一人だったけどすごく楽しかったです。

入場予約は11:00(9:00と10:00は予約で埋まっていました)、早めに行って並ぼうと夢洲駅に10時過ぎに到着したのですが、10:00入場の列はすでに締め切られており、11:00入場の列で並び始めました。入場ゲートに到達できたのが10:55、そこで入場予約のQRコードを見せて入場するのですが、荷物検査に結構時間がかかり、ゲートを通過できたのは11:10ごろ、入場まで1時間程度を要しました。

この日の最高気温は26℃、やや薄曇りで海沿いということもあって風もあり、それほどの暑さは感じませんでした。しかし真夏はしんどいだろうと容易に想像できます。入場の列に並んでいる時は完全に太陽にさらされ、冷却ミスト設備もないので、ここでの暑さ対策は万全にしてお出かけ頂きたいです。
因みにペットボトルや水筒は持ち込み可ですが、缶の飲み物とアルコール類は持ち込み不可です。飲みかけの缶コーヒーを持っていた人は手荷物検査のところで一気飲みさせられていました。またキャリーバッグも持ち込み不可なので、これから見学に行かれる方はお気を付けください。

さて、東ゲートから入場した私は、入ってすぐ左側にオフィシャルショップを発見!
お土産を持って見学に回るのは気が引けたのですが、その日のうちに東京に帰らなければならない私は早めにお土産を買っておこうとショップに行きました。しかしここで最初の“列に並ぶ”という洗礼を受けることに!午前中というのにショップに入るのに10分ほど並ばされました。並び始めたときはショップの中が大混雑だったのですが、ある程度の人数がショップから出るのを待って次のグループの入場という仕切りをしていたので、ショップに入った時はそれほどの混雑ではなかったです。

買い物を終え、いよいよパビリオン見学!ところが、申し込んだパビリオンは全て抽選に外れ、予約なしで入場したことをこの時点で知ることになった私。えーどうしよう。

パビリオンの当日予約は入場してからでないと予約できないので(入場してから知りました)、予約したいパビリオンを検索したのですが、まあこのサイトが使いづらい!表示したいパビリオンが出ない!予約を受け付けていないのか何なのか分かりませんが、フランスやアメリカなどの一部のパビリオンは見学予約画面に出てこないんですね。しばらくスマホと格闘していましたが、時間がもったいないので、有料の地図を買い(ここでも5分ほど並びました)、まずは予約なしで見学できるパビリオンを片っ端から回ることにしました。

見学したパビリオンは、下の表の12パビリオン。
すべてを詳しく紹介できないので、小職の主観を交えて下表にまとめました。

強く印象に残っているのはシンガポールとインドネシアです。
特にシンガポールは未来への自分の希望をタッチパネルで指に書き、それをすくって前方に投げると後に天井に映し出された画面に表示される、という展示を行っていました。とても気持ちがほっこりしていい気分でした。インドネシアは案内してくれるスタッフがディズニーランドのキャストみたいに観客を盛り上げてくれて、楽しかったです。

シンガポール館の天井内部に映し出された映像


さて、展示以外での特記事項もお知らせします。

(1)会場内は現金は使えません。カードまたはスマホ決済のみです。自動販売機にも現金投入口はありません。

現金投入口は塞がれ、「Cancel」と書かれています。

(2)行列に長時間並ぶことを見越して、折り畳みの椅子を持参されている方を多く見かけました。

(3)何カ所か給水スポットがありました。無料で冷たい水が飲めます。ペットボトルの水はここで補給できます。

(4)食事は正直高いです。万博会場のグルメアンケートによると、多くの人が食べ物持参で会場入りしているとか。レストランも長く並ばなければならないので、注意が必要です。屋台などで買って食べ歩きもできますが、私はランチ抜きでパビリオンを回りました。

(5)並んでいる人に対して何分待ちと係のスタッフの人が教えてくれるパビリオンもあれば、スタッフがいなくて教えてくれないパビリオンもあります。2~30人のグループごとに5分おきに入場するようなパビリオンもあり、入場の仕方もパビリオンによって様々です。並んだあとのことを考えると、列の最後尾の案内がある(“最後尾はこちら”というプラカードを持ったスタッフがいる)パビリオンに並ぶことをお勧めします。

さて夕方暗くなってきたので、最後に大屋根リングに上って1周しました。ウォータープラザでは、あわよくば「水と空気のスペクタクルショー ~アオと虹のパレード~」も見れちゃうかな、なんて期待して昇ったところ、そこには大量の虫が!

この写真で分かりますかね?拡大すると大量の虫が写っています。

それはもう、とんでもない数の大群です。報道によると、この虫はユスリカと言うらしく、人は刺さないようです。地上にいるときは気にならなかったのですが、大屋根リングの上、特にウォータープラザ周辺ではすごかったです。対策は検討されるそうですが、急がれますね。

1周2㎞を暗くなって幻想的にライトアップされた各パビリオンを見下ろしながら、ゆっくり歩きました。日中は暑いだろうと思います。なにせ全く日陰が無いんで。でも万博会場全体を見ることができて、とてもよかったです。

11時に入場してから8時間30分、ランチもとらず(ベルギー館に並んでいる時に配られたクッキー1枚を食べたのみ)、ひたすら歩いて回った万博。1日ではとても見切れないですね。また日本館やアメリカ館など、見たいパビリオンが見れなかったのも心残りです。当日中に自宅に帰らなければならなかったため(翌日は普通に仕事です)、夜7時半には後ろ髪を引かれる思いで会場を後にしました。

パビリオン予約は2カ月前からできるのですが、抽選なので外れれば見学できません。それでも行く価値あり!疲れましたがとても楽しい1日でした。これから来場者が増えることが予想され、またかなり厳重な夏の暑さ対策も求められます。

でも、できればもう1回行きたいな。

コラム一覧へ